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R3 Cloud Journey

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星野リゾートさま×アールスリー 勉強会 2022年春

2022-05-25

ブログでははじめまして、にらです。

アールスリーでは、主にgusuku Customine のサポートチーム、そしてカスタマーサクセス担当として、ユーザー様と関わらせていただいています。

2022年の4月のおわり、軽井沢の地で星野リゾートさんとアールスリーのメンバーの勉強会を開催しました!
勉強会当日の内容と、そして前日の施設見学の模様をお届けします。

勉強会を発案くださった、星野リゾートのこたけさんが note を公開されています!
https://note.com/kotake_wakaba/n/n3d2843d20b02

スケジュールは下記の通り。

  • 1日目(雨)星野リゾートさんの軽井沢オフィス、施設見学
  • 2日目(晴)勉強会当日

勉強会前日、軽井沢オフィスにお邪魔しました

軽井沢駅到着後、星野リゾートさんの情報システムグループのみなさまが働いておられるオフィスにお邪魔しました。

私はサービスを使ってくださっているユーザーさんのオフィスにお邪魔するのは初めてで、参加が決まったときからとてもわくわくしていました。

外はあいにくの雨でしたが、オフィスに到着したアールスリーのメンバーをあたたかく迎えてくださいました!

歓迎のメッセージが書かれたホワイトボード。嬉しい…!!
左下にはアールスリーにゆかりの深い沖縄の、守護神シーサーを描いてくださっていました。

ホワイトボートの右下にはあの方からのメッセージも…!

ウホッ ウホホッ…!(訳:私たちも残念です…お会いしたかったです…!)

木のぬくもりを感じるログハウスで、あまりの居心地の良さにアールスリーのメンバーから「これは住める」「住みたい」という呟きが漏れます。

休憩室には、カスタマインの歩き方や事例集も置いてくださっていました。

施設見学の後は、星野リゾートさんでどのように kintone を活用しておられるかのお話をお伺いしました。
このときお伺いした内容は、翌日の勉強会でこたけさんがお話しくださった内容にも繋がります。

この日はカスタマインのサポートメンバーが二人いたため、チャットサポートならぬ対面サポートも行いました!

星野リゾートさんの素敵すぎる施設見学

軽井沢にある星野リゾートさんの施設をいくつか見学させていただきました。

情報システムグループの皆様の勤務されているオフィスもそうですが、
カスタマイン(とカスタマイズされている kintone)を使っておられる皆様が普段働いている場所を見る機会はなかなかないので、本当に素敵な体験でした!

軽井沢ホテルブレストンコート

https://www.blestoncourt.com/

モダンで重厚な雰囲気の、石の教会 内村鑑三記念堂。雨に濡れた姿が神秘的。アールスリーのメンバーの中では男性人気が高かったです。

木の温もりを感じる 軽井沢高原教会 。中もとても素敵です!雨で肌寒い中、あたたかい雰囲気にほっとしました。

星のや軽井沢

https://hoshinoya.com/karuizawa/

施設に足を踏み入れた途端、圧倒的な非日常感に思わず小声になるアールスリーのメンバー。

いつか泊まりに来たい、この部屋がいい!と妄想が膨らみます。

どりぃはこの部屋が気に入ったそうです。冬に暖炉の前で外の雪景色を眺めてぼーっとできたら最高だと思います!

この景色、カスタマインの事例集でも見たことある…!

雨の景色がとても素敵でした!!

宿泊はBEB5軽井沢

宿泊は、BEB5軽井沢を利用しました。https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/beb5karuizawa/

雨の夜に浮かび上がるロゴがめちゃくちゃかっこ良かったです。

エントランスからおしゃれすぎて震えます。
利用時は不二家さんのぺこちゃんコラボが行われていて、とてもポップな雰囲気でした。

客室の翌朝の木漏れ日の様子。部屋は畳敷きで居心地がいいです。この日の朝は鳥のさえずりもありつつ、「ケーン!」という雉の声で目が覚めました(笑)
ポストカードは軽井沢高原教会のものです。

一部の席にはコンセントも設置されているので、ワーケーションにもおすすめです。
私たちも空き時間はこちらの共有スペースで仕事をしました。

BEB5を後にして勉強会の会場に向かいます。

勉強会当日

前日のオフィス訪問には参加できなかったアールスリーメンバーも合流し、星野リゾートの情報システムグループのみなさまと勉強会開始です!

勉強会の目標

星野リゾートさんとアールスリーがお互いに持つkintoneでの開発やそれ以外のシステム開発における知見を共有する。エンドユーザー企業とSIerという異なる立場での知見を共有することで今後のシステム開発に活かす。

勉強会の流れ

  • トークセッション
  • 「それ kintone でできる?」ワークショップ
  • LT大会

トークセッション

アールスリー金春によるオープニングトークの後は、トークセッションです。

トップバッターのこたけさんからは、星野リゾートで kintone やカスタマインをどのように活用しているかを紹介くださいました。

こたけさんのセッションで特に印象的だったのは、2021年頃に始められた「kintone 39」という仕組みです。

こたけさんのセッションから抜粋:

「kintone 39」は、kintone を使って業務改善したい現場スタッフとオペレーションチームが対話し、一緒に課題の整理を行った上で一緒に kintone アプリを作っていく仕組み。
オペレーションチームは全員が元は現場でスタッフとして働いていたため、同じ目線で想像して課題感を共有できる。さらに現場スタッフの方が持っておられる「改善したい気持ち」を汲み取ってkintoneアプリに反映することができる。

現場スタッフの方との対話では、課題を解決して空いた時間で何がしたいか、といったところまで突き詰めて質問されるそうです。
kintone はアプリを簡単に作れる事がいいところではあるのですが、アプリの作成自体が目的になってしまって、本来の業務改善という目的を見失ってしまう事がよくあります。

「kintone 39」は、kintone アプリを作りたい、業務改善したいと思われた方の「改善したい気持ち」を 見失わずに、kintone アプリを業務改善に役立てるための一つの答えだと感じました。

アールスリーの築山(サービスグループ gusuku チーム セールス担当)からは、カスタマインでやらない方がいい事を実例を交えてご紹介しました!

アールスリー社内では「黒魔術」と呼ばれている、できなくはないけどやらない方が良いカスタマイズをたくさん紹介していました(笑)

星野リゾート藤井さんからは、星野リゾートさんのエンジニアチームが何をしているのか、についてお話くださいました。
エンジニアチームは星野リゾートさんの予約関連のシステムを保守・開発しておられるチームです。

エンジニアチームでは kintone はあまり使っておられないとのことですが、事業会社のエンジニアから見た kintone という目線でお話くださいました。

kintone のメリットと感じておられる点として、画面をノーコードで作れる、エンジニアでなくても操作可能である点、権限機能もあるため社内の業務であれば使ってもよさそう、といった事を挙げておられました。
デメリットとしては正規化の限界や、画面のカスタマイズなどかゆいところに手が届かず、自分たちの思いを反映することが難しいため、顧客画面としては使えない…といった印象をお話くださいました。

また、実際に作られた kintone を使ったシステム例などもご紹介くださいました。

アールスリーの井上、大澤(SIグループ)からは kintone に向くもの、向かないもののご紹介です。

UI/UXにこだわって無理にカスタマイズで実現しても、kintone のアップデートで動作しなくなる可能性があって危ない…、過度にテーブルを信仰すると危ない…など、やってしまいがちな危険な kintone の使い方の数々でした。
アールスリーでSIセミナーも行っている二人なのですが、このセミナーではセッションでお話したような、kintone に向くもの・向かないものを紹介して、「kintone を使えば費用が抑えられて、かつ従来のシステムと同じ使い勝手になるんじゃないか…」という淡い期待を折る内容のセミナーだそうです(笑)

星野リゾート オペレーションチームの滋野さんからは、Customine のおかげでテーブルと仲良くなれた話を紹介してくださいました!
また、カスタマイン × トヨクモ × krew 全部のせして、kintone だけで作ったアプリもご紹介くださいました。

全部のせで作成されたアプリは、開発期間が短くエンジニアリソースが使えない、という制約があったそうです。
このような、短い時間でぱぱっと作らないとダメなときは、フォームブリッジとkViewer、カスタマインを組み合わせて使う事が多い、とお話しくださいました。

アールスリー SIグループのうっちーからは、kintone とAWS を組み合わせた事例をご紹介しました。

kintone と Google Home 1,000台を連動させたサーバーレス店内放送の事例です。
このセッションでは、kintone を入力画面ととらえてkintone 自身の二要素認証などの機能を活用しつつ実際の処理は AWS に行わせたり、kintone をJavaScriptを動かす Web サーバーとして使用する…といった、kintone をど真ん中ストレートには使わないお話でした。

「それ kintone でできる?」ワークショップ

セッションが終了したら、次はグループに分かれてワークショップです!
星野リゾート藤井さんから提示されたとある予約システムを、どこまで kintone で実現できるか、既存の課題や問題点を解決できるか…!?をグループに分かれて熱く検討しました。

このグループだけなんだか雰囲気が違う

みんな発表したいので、じゃんけんに勝った人が発表を担当します。

さあ、20分経ったらチームごとの発表です!

こちらのグループは議論がかなり白熱したそう。

提示されたシステム構成が本当に適切なのかを疑ってみる。

じゃんけんに勝ったのは野口さん。

20分くらいしか時間がなかったのにとてもしっかりした資料が…。

検討時間は短かったのですが、それぞれのグループで議論したポイントに違いがあったようで、発表も特色のある内容になっていました。

グループ分けは星野リゾートさん、アールスリーの各チームがばらけるように割り振られていたため、普段会話できない方と議論ができてとても刺激的でした!

LT大会

次はLT大会です。持ち時間は一人5分(のはず)!

LT 1人目はアールスリー マーケティング担当どりぃです!
ゆるいLTと言いながら内容はぎゅうぎゅうに詰め込まれていました。

星野リゾート エンジニアチームの高江洲さん。
前職のSESについて、構造などのリアルなお話…!

アールスリー SIグループ兼サービスグループ サポート担当のすずきくん。
チェスを kintone とカスタマインで作ってみた話。ちゃんとしっかりチェスなんですよー!

星野リゾート エンジニアチームの盛林さん。
エンジニア未経験から、1年間を振り返ってご自身がなぜ成長できたか、チームでの仕事についてお話しくださいました!

わたし、アールスリー サービスグループ サポート担当のにら。
チャットサポートの日常を紹介しました。
カスタマインTシャツ、デイジー色って黄色が鮮やかすぎでは?

星野リゾート エンジニアチームの野口さん。さんまが焼けてる…!
「チームがワークするようにビルディングする」というお話です!

アールスリー SIグループのたーぼー。
kintone で、お客さんから反響があった機能+ほとんど使わない機能の紹介です。

星野リゾート オペレーションチームの磯野さん。
カスタマインで、kintone アプリの Webhook のカスタマイズを使ってみてくださいました!

星野リゾートオペレーションチームの鷹野さん。
海外施設の勤怠管理アプリのアプリ修正についてお話くださいました。
台湾の勤怠はそんなルールになっているのか…。

アールスリー サービスグループ セールス担当のつっきー。
勉強会時点で、存在する kintone 認定資格全てを持つ男、それがつっきー。

星野リゾートエンジニアチームの藤井さん。
事業会社から見たSIerに期待すること、をお話くださいました!

とっても濃ゆいLT大会の終了と共に、盛りだくさんだった勉強会も終了です。

勉強会後、アールスリー内での振り返り

  • 事業会社のシステム開発の雰囲気を知ることができてよかった
  • 星野リゾートさんのメンバーの方々の自主性が強く、色々挑戦できる体制やそれをサポートする体制など、興味をひかれる内容が多かった
  • ベンダーに期待する点を聞く事ができたのはすごく良かった
  • オペレーションチームのみなさんがチャットやBoostoneと同じようなサポートを社内でされていて、その話でサポートチームとも共通の会話ができてよかった

最後に

今回は星野リゾートさんのエンジニアチームのみなさまとアールスリーのSIグループという、今まではお話する機会のほとんどなかったメンバーの勉強会が実現しました!
また、普段からコミュニケーションを取らせていただいているオペレーションチームのみなさまと、R3 のサービスグループのメンバーもよりお互いを深く知ることができました。

私はSIグループではないのですが、「参加したい…参加していいのか…?参加します!」とそっと挙手して参加しました(笑)

こたけさんが note に書いてくださっていましたが、サービスの利用者と提供者の一般的な関係でよくある、一方的に情報を提供する・それを享受するという関係ではなく、お互いが学びたい、自分の知識を役立てたい、価値を提供したい!という気持ちで勉強会に臨めたことが本当に良かったと感じています!

また、社内の振り返りで、星野リゾートさんとはこれまでもカスタマーサクセスの活動などで十分にコミュニケーションがとれていると思っていたけれど、この勉強会をリアルで開催したことで、こんなにお互いの理解が深まるのかと驚いた、と参加メンバーが興奮気味に話していて、私もそれを実感しました。

個人的にはカスタマインのサポート担当の一人として、オペレーションチームの皆様の取り組みを知ることができて、とてもとても勉強になりました!
今後のサポートや、カスタマーサクセスの活動に活かしていきたいです。

そして、そうなんです…。こたけさんもnoteに書いておられましたが、集合写真を撮影するのをすっかり忘れていたのです!!
次回があれば(あってほしい)、忘れずに撮影したいと思います!

おまけ:BEB5の近くにいたキジです。

ありがとうございました!

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